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【インタビュー】オーガニックコットンのパイオニア アバンティ社 渡邊智惠子会長

なぜアバンティ社のオーガニックコットンなのか?

sharefun®(しゃれふん)のリニューアルにあたり、まずはじめに行ったことは、お肌のデリケートな方でも安心して使用することのできる良質なオーガニックコットンを探すこと。
日本におけるオーガニックコットンのパイオニアである株式会社アバンティの存在はもちろん知っていましたが、実際にパートナーシップを組むにはハードルが高いのでは、、と予想していました。
しかし、とあるご縁がきっかけで、渡邊智惠子社長(現会長)に想いを伝える機会が。

<ふんどしの開放感を日本中に広めることで、自分をいたわる時間を提供したい>

この想いにご賛同頂き、商品開発をご一緒いただくことになりました。企画から2年がかりでついに完成した「オーガニックコットンのsharefun®(しゃれふん)」。
オーガニックコットンの普及にとどまらず、社会起業家の発見、育成にも力を入れる渡邊智惠子さんに、インタビューさせて頂きました。
(聞き手 弊社代表 中川ケイジ)

アバンティ社が大切にしていること

(中川)単純にオーガニックコットンを広める、ということにとどまらない幅広い活動をされていますが、アバンティ社が大切にしていることを教えてください。

(渡邊)オーガニックコットンを広めたい。そして子供たちにきれいな地球を残したい。私たち大人が、未来に何を残せるのか。健やかで無理のない栽培方法で糸から作られたオーガニックコットンを、顔の見えるものづくりで広めたいと思っています。

被災地への想い

(中川)アバンティ社とのコラボレーション商品は、岩手県の久慈市で生産しています。津波で工場が全て流された磯谷ご夫妻。渡邊さんとは震災直後から付き合いができたと言います。アバンティ社が積極的に被災地に仕事を発注する理由など教えてください。

(渡邊)3.11直後に現地に行きました。何にもないさら地。言葉も出なかった。何もかも失ってしまった。落ち込んでいる人たちを少しでも勇気付けるために、何か一緒に仕事ができないかと。

そんな時に出会った磯谷ご夫婦。
初めは「コーヒーフィルター」の生産を依頼したら、一つ一つの縫製の丁寧さと熟練された技術の高さに感動した。もっとたくさんの仕事に関わってもらいたいとその後も様々な仕事に関わってもらっている。丁寧な仕事や想いは商品に宿りますからね。

(中川)私からの注文も「被災地で作って欲しい」とお伝えしました。そして「どんな方が縫製してくれるのか、実際に見学に行かせて欲しい」とわがままなお願いも。するとスタッフの方が、実際の現地の磯谷ご夫妻の工場を案内してくれた。普通はそこまでしてくれないと思うのですが。

(渡邊)何も隠すことはない。実際に東京から見にきてくれることは現地の方々も喜んでくれるはず。どんな場所で、どんな方が、どういう想いで商品に関わってくれているのか、足を運んで見に行くという行動力は大切だと思います。

コラボレーション誕生秘話

(中川)最初「女性用のふんどし」に対してどういうイメージがありましたか?

(渡邊)ふんどしは「開放感」があることがとても重要でそこが最大のポイント。つけていて気持ちがいいというより、閉じ込められたものが「解放」されることが素晴らしい。今の時代に必要なアイテムだと思います。特にsharefun®(しゃれふん)は開放感が全然違う。

オーガニックコットンを使うことのメリットは、肌に対しての優しさ、他の素材のものと比べてまるっきり違います。今回のリニューアルでオーガニックコットンを選んだことは、とても意味がある。素材の気持ち良さだけでなく、未来に繋げるという意味でもブランドの姿勢が感じられますね。

(中川)なぜ「sharefun®(しゃれふん)」とのコラボにOKを出してもらえたんですか?

(渡邊)あなたの実体験(うつ病発症→就寝時のふんどしで快方できたストーリー)からくる強い想いが素晴らしいと思って。
ふんどしでうつ病から復活できるなんて、今までの自分にとっては未知の体験をされていて、その想いをとても大切にされてることも良いなと。パンツからふんどしに変わっただけで、こんなに人って変われるの?というのも世間の人たちに知ってもらいたかった。締め付けない「解放感」がテーマの下着なので、快適さだけでなく、気分まで変えることができるのだから。躊躇なくご一緒しようと思いました。

(中川)社内で反対されたのでは?と思ってました(笑)

(渡邊)そんなことないわよ!ゴムで締め付けないふんどしは女性にとっても健康的で、素晴らしいものなのだから。もっと自信を持って広めてくださいな(笑)

「自分をいたわる時間」について

(中川)新しいsharefun®(しゃれふん)は「自分をいたわる時間を提供する」がテーマでもあります。家事や育児、仕事と大忙しの大人の女性は、睡眠時くらいしか自分の時間が取れない人が多い。

(渡邊)都会は一人で生活している人が多く、ストレスを発散しにくいことは問題だと思う。精神的にも疲弊している人もたくさんいて、うつ病も増えているので深刻。十分な睡眠をとること、仲の良い仲間と美味しい食事と取るなど、自分が心地よいと思える時間をできるだけ意識的にとって欲しいと思っています。

家に帰ると家族がいて(それはそれで大変なこともあるけれど)話を聞いてくれる人がいるというのは、良いことですよね。やっぱり話すことでストレスを発散できることもあるから。愚痴を聞いてくれる人が身近にいるのは大切。
そして「就寝前からは自分のための時間」と割り切って、まずは自分が心地よくあることが何より大切だと感じます。

(中川)渡邊さんのストレス発散方法とは?

(渡邊)私は人生仕事に捧げているからONOFFは切り替えない。仕事が全て。ただ、もちろんストレスもフラストレーションもあるけど、溜めすぎないこと。美味しいものを食べて、お酒を飲むことで発散してるかな。

睡眠時間について

(中川)睡眠時間はちゃんと取れてますか?

(渡邊)睡眠は24時~4時ごろまでの4時間ほど。

(中川)睡眠時間短いですね!

(渡邊)そうね、本当はもう少し寝たほうがいいでしょうね。今までずっと睡眠時間は短い。私は省エネタイプなのね。起きるとすぐにメールチェックなど仕事モードに。朝の時間は自分だけの時間なのでとても好き。オンタイムは時間のコントロールはできないけれど、朝の時間だけはコントロールできる。

(中川)なるほど。毎晩されている入眠儀式などがあれば教えてください。

(渡邊)毎晩ベットで腹筋50回とストレッチは欠かさない。やらないと気持ち悪いくらい習慣に。血が巡る気がする。

(中川)腹筋50回はすごい!

(渡邊)そうよ!年をとるとお腹が出てきちゃうからね。体も柔らかいのよ!

(中川)美味しいものを食べて、腹筋とストレッチと睡眠。渡邊さんの元気の源ですね。本日は、ありがとうございました。

 

最後に
sharefun®(しゃれふん)のコンセプトとして、素材や行程まで全てを包み隠さず公開することを大切にしています。未来にバトンをつなぐことを第一に考えているアバンティ社とのコラボレーション。安心安全で肌触りが最高に気持ちいい生地を使ったふんどし。是非、このやさしさに包まれてみてください。


【渡邊智惠子さんのプロフィール】
株式会社アバンティ代表取締役会長。北海道斜里郡生まれ。1985年株式会社アバンティを設立。日本でのオーガニックコットンの製品製造のパイオニア。企業活動以外に、オーガニックコットンの啓蒙普及と認証機関としてのNPO日本オーガニックコットン協会(JOCA)を設立し、現在は副理事長。グローバルスタンダード(GOTS)の基準作りにも関わる。これまで活動、実績が評価され、2005年国際オーガニック繊維品会議でオーガニックコットン繊維賞を受賞。2009年毎日ファッション大賞受賞、2010年日経ビジネスウィメン、リーダー部門受賞、NHK「プロフェッショナル~ 仕事の流儀」に社会起業家として取り上げられる。その後、2011年一般社団法人小諸エコビレッジ設立、代表理事就任。2014年 一般社団法人わくわくのびのびえこども塾設立、代表理事就任。2016年一般財団法人森から海へ設立、代表理事就任。2017年一般財団法人22世紀に残すもの 発起人として活動を始める等各分野でも活動している。
アバンティ公式サイト→こちら
PRISTINE公式サイト→こちら
渡邊智惠子公式サイト→こちら

 

アバンティ社のオーガニックコットンを使用した商品はこちら
※本コラボ商品含むsharefun®商品は、この公式サイトでのみの販売となります。他のサイトでは販売しておりませんのでご注意ください。
詳しくはこちら→ 「【販売店について】なぜsharefun®は公式オンラインショップ限定なの?」
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